アトピー性皮膚炎ってどんな病気ですか? と聞かれて、こういう病気です、とひと言で説明するのは実はたいへんむずかしいことのようです。
アトピー性皮膚炎の症状は?
一般には「赤ちゃんのころから繰り返し出る慢性の湿疹」といういい方をされていますが、これだけでは説明が不十分です。
というのは、アトピー性皮膚炎は症状だけでは判断できないからです。
たとえば、虫に刺されてはれ上がったあとなら、一目見て「これは虫刺されですね」といえますが、アトピー性皮膚炎にはいろいろな症状があるのです。
湿疹と言っても様々で、ジクジクしたものや、あせものように一つ一つ盛り上がったもの、ただれているようなものや、毛穴が目立ってボツボツしているもの、乾燥していてカサカサしているものなど実に多様です。
それにこうした皮膚の症状があっても、ジンマ疹や、衣類などの物理的な刺激で起こる接触性皮膚炎、ウイルスによる病気など、アトピー性皮膚炎以外の病気も考えられます。
また、アトピー性皮膚炎は乳幼児だけのものといわれていますが、それも誤解で、実際には赤ちゃんからお年寄りまで、あらゆる年代に見られる病気です。
子どものころは何ともなかったのに、ある年齢になって初めてあらわれることももちろんあります。
実際私も発症したのは27歳の時でした。
そのため、高齢者の湿疹だからアトピー性皮膚炎ではないだろうと、年齢だけで単純に判断することもできません。
そんな中で、あえてアトピー性皮膚炎と判断するためには、もっとほかの決め手が必要です。
アトピー性皮膚炎の判断基準1【体質】
アトピー性皮膚炎の判断基準の一つが体質です。
アトピー性皮膚炎になりやすい人はアトピー体質という体質を持っている人で、これは生まれつきのものだという説があります。
アトピー体質とはアレルギーの一種ですから、家族にアレルギーの人がいるかどうかを聞けば、その人がアトピー体質を受け継いでいるかどうかのおおよその見当もつきます。
アトピー性皮膚炎の判断基準2【抗体の量】
もっとはっきりさせるなら、血液検査をすることが必要です。
根底にアトピー体質のある人は、そうでない人にくらべて血液中のIgEという抗体の量が多くなっているからです。
アトピー性皮膚炎の判断基準3【皮膚の性質】
症状、体質のほかにもう一つ大事な決め手となるのは皮膚の性質です。
アトピー性皮膚炎を起こす人は、アトピック・スキン(アトピー性皮膚)といって、毛穴がザラザラした、脂分の少ない乾燥性の皮膚の人が多いといわれています。
こういう皮膚は刺激に対する抵抗力が弱く、また皮膚の表面からもアレルゲンが侵人しやすいのです。
赤ちゃんに湿疹ができると「うちの子、アトピー性皮膚炎みたいです」と、何でもかんでもアトピー性皮膚炎にしてしまうお母さんがいますが、厳密にいえば、これらのことを調べたうえで初めてアトピー性皮膚炎の診断を下すことができるのだそうです。
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